監視カメラの変わった使用方法!?その2「選定編」
2023年12月13日こんにちは。福井オフィス・ラボです。
前回、監視カメラを
「24時間稼働している装置のモニターを監視するのに使用する」
紹介をしましたが、
今回は、監視カメラを
「自動ラインのトラブルを録画して発生の原因解明に使用する」
ために、機器選定と取付方法をデモ機を借りて実験しました。
まずは、機器選定です。
録画データの確認、取り出しが簡単に出来て
社内ネットワークの影響も受けないようにするために
こちらの機器を選定
マスプロ WHCBL10M4です。
専用モニターとカメラは無線接続のために
カメラの設置場所も自由になり、
画像確認も簡単でどなたでも操作が可能です。
こちらの機器でデモを実施しましたが、
フレームレート(FPS)が問題に!
動画というのは静止画を連続して映すことで動いているように見せています。
フレームレートは、その動画で「一秒間に何枚の静止画を映すことできるか」を表します。
FPSが高ければ高いほどなめらかな動画になり、低すぎるとカクカクした動画になってしまいます。
今回は、監視目的ではなく、一連のラインの動きを撮影します。この選定したカメラはフレームレートが変更できないモデルで、フレームレートは6FPSと早い動きがコマ送りとなり断念しました。
そこで次のモデルを探し
TSP-WCS2301Pを見つけました。
家庭用でありながら
4台のカメラがセットとなり、すべてが高画質2MP(200万画素)
また、1台はPTZモデル(パン・チルト・ズーム)が付いております。
肝心のフレームレートは15FPSと動画再生にも十分でした。
防犯カメラは、本来早い動きに対応してないモデルが多く
特に、今回のようにカメラと受信機のセット品はフレームレートも固定となり、低価格対応となっております。
目的にあったカメラを選定が重要と
当社も改めて考えるきっかけとなりました。
では、この家庭用無線型が会社などでも使用できるかですが、注意点が下記の通りです。
1.取り付けるカメラの台数
上記の無線式の家庭用はフレームレートが固定ですので、台数を増やせるモデルでは、通信速度の方が落ちて
映像がカクカクになるケースがあります。
実際に、無線式カメラを7台まで増設されたケースでは、通信速度が落ちほとんど静止画に近い状態でした。
提案しましたダーファなどPoE(有線LAN・電源供給)モデルに9台入替されたケースもあります。
こちらのモデルは、フレームレートも変更ができ
画像に影響しない程度に調整して全体の通信速度など調べながら設置が可能です。
2.エリア(取付場所)
一番の問題は、無線方式ですので、受信機本体とカメラの通信が届くかです。
見通しで100mなど記載がありますがあくまでも障害物がない見通しです。
壁や柱など電波の影響も考慮が必要です。
こちらは、今回のケースのようにデモ機を借りて電波テストも行えます。
是非ご相談下さい。
3.カメラはコンセントが必要
この方式のカメラはコンセントが必要です。
付けたい場所にコンセントがあるか
カメラは壁の天井近くにつけるケースがほとんどです。
よって、床に近い位置のコンセントから電源を取るとコードが露出して見栄えが悪くなることも。
ダーファなどPoE(有線LAN・電源供給)モデルは
有線LANの配線工事が必要ですが、通信と電源供給がLANで行えますので、カメラが壁や天井にきれいに収まります。
コンセント工事とLANの配線工事で比較されるのも良いと思います。
当社では、提携会社でLANの配線工事も行いますので
是非比較してみてください。
さて
カメラが決まったがどのようにして
固定をするか問題です。
次回は、カメラの固定に関する情報を紹介致します。
当社は、デモ機など環境を整え、販売に関することは
責任を持って対応致します。
お客様のかわりに、やりたいことを実現するために
調査、デモ、検証などなど対応をモットーとしております。
是非、ご用命ください。